ルチェンテ、久しぶり
久しぶりに美味しいワイン飲みました
イタリアのスーパータスカンのルーチェのセカンド、ルチェンテ。
■ここからワインうんちく■
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スーパータスカンとは、イタリアのワインの名産トスカーナ地方の、格付け・規定外のワインだけど格付けされたお利口さんのワインよりも人気があって高いのは超高いジャンルです。有名なのでサッシカイアとか。ワインやさんで1本3万円くらい。
イタリアではフランスから遅れること30年、1963年のワイン法でワインが4つに格付けされ上からDOCG,DOC,IGT,VIno da Tabola (現在はVino)、DOCGが一番偉いのですが、サンジョベーゼなどのイタリア品種を使いなさいよ縛りがあって、カベルネやメルローなどイタリアでない品種を使った場合はどんなに美味しくても格下のVinoに位置付けられてしまうのです
しかも1970年代にはDOCGやDOCに認定されたワインも品質が落ちていき格付けの信頼度も下がり、格付け外でも自由に美味しいワインを作りたいって生産者が出てきました。
サッシカイアはフランスのボルドーファンだったマリオ・インチーザ・ロケッタ公爵があのラフィットからカベルネソーヴィニヨンの苗木を譲り受け、最初は趣味でワインを作っていた、のですが、あまりに美味しいので商業化して大成功します。
で、DOCG,DOCよりVIno da Tabolaが高く売れる自体になり、1978年にイギリスの権威「デカンター」のブラインドテイスティングであのシャトーマルゴーを破り「ベストカベルネ」に選ばれました。そんなこんなで国も1994年にスーパータスカンの中でも特に聖地と言われるボルゲリ地区(カベルネ主体)の赤をDOCに昇格させることになってのですー。パチパチパチー。
そこからスーパータスカンでも有名なオルネライアなどが誕生していきます。
スーパータスカンといえば?と聞かれることがあったら3つ、サッシカイアとルーチェ、オルネライアを言えたらワイン通だお★
と、長くなりましたが、今回飲んだワイン・ルチェンテはその3大スーパータスカンの1つ、ルーチェのセカンドワインです。ルーチェはワインやさんで2万円くらいでルチェンテは5千円くらい。レストランで飲んだらその3倍
セカンドにしては素晴らしいしコスパもいいねと有名でもあり、私も何度かルチェンテ飲んでますー。10年前のイタリア新婚旅行の時も飲んでます
このルーチェはオーパスワンで有名な天才醸造家のロバート・モンダヴィとイタリア人のフレスコバルディさんの共同でサンジョベーゼとメルロを使ったワインでございます。
ルーチェ:メルロー50%サンジョベーゼ50%
ルチェンテ:メルロー75%サンジョベーゼ25%
<略>
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今まで飲んだルチェンテで一番美味しく感じました、華やかなのに隠微。イタリアらしさもあるけどボルドー、ブルゴーニュ感ある。ルチェンテはもっと重くてボルドーっぽいのだけれどルチェンテの方が軽やか明るさに加え厚み・複雑エレガント❤︎開けて40分くらいたつと開いてきてなお美味しいです。開けてすぐは香りと味がけっこうしっかりめ、40分たつと香り95パーくらいになってきます。ずっとワイングラスに鼻つけて香りを嗅いでいたい感じ、好み
さてそんな日は夜2400からのごはんです
名古屋コーチンとねぎ、舞茸のお鍋
先に鶏とねぎを焼いておいていったん取り出し、お醤油ベースの出汁で
しめはお蕎麦
その前日は24:30からのごはん、豪華海鮮鍋
でした
おまけ:バスの中から東京タワー
今一番綺麗な時期と思います。
ほいではー今日はこのへんで。