一夜限り
日本大好き、なのですがたまに息苦しくて、年に何回かは日本語をシャットアウトしたくて海外でリセットします。そうすると海外の刺激と癒しに加え、帰国した瞬間から日本の良さをまた実感できて一石二鳥・・
なのですが今年は夏休みシーズン海外に行き損ね、日本の良さをしみじる感じることはなかったのですが
昨日夕方、調べ物をしに目黒パーシモンホール、という施設内の図書館に行ったら、芝生スペースにこんな。
多摩大学の学生さんたちが、この日限りのイベントでろうそくを並べていて、聞けば1800くらいから火を灯すそうな。
それまで図書館で調べ物してようと思ったら、日曜で1700に終了・・1800まで、作業を横目に仕事しながら待ちます。花火の場所とり的に、一番いい席陣取りました。
火を灯しているところ。綺麗です。ノートPCで仕事しながら気持ちいい外でこの作業をチラ見する。なんて贅沢なんでしょうー、日本人に生まれて来て良かったな。
なんていうか、作業や雰囲気の空気感が雑じゃなくて、「いとをかし」?的な情緒あふれる感じなのです。絶対誰も「OK! Yeahーーー」みたいに叫ばないというか、その感じも日本の趣のある秋にふさわしく、小一時間、美しい作業をチラ見チラ聞きして楽しんでました。
一時間後
同じ場所から。空の青がキレイ
さらに30分後
日本はいいですねえ・・
さて、心が満たされたあとのごはん
グリーンリーフのサラダ、鶏のささみのせ
ささみは日本酒に浸した器でラップしてレンチン4分、2分で上下ひっくり返して、冷めきらないうちに手で割きます。葉っぱのドレッシングはそのお肉と日本酒の旨味が残ったお汁を少しだけ足し、ごま油・お酢・お醤油のみ。
さらに焼肉、山形牛の味付けを中心とした焼肉、けっこう贅沢です。
蓮根も焼肉の鉄板で、蒸し焼きに。
大根サラダと冷奴、みょうがのせ
ワインはスペインのリオハ
贅沢ワイン、リオハはピンキリですがこれはわりと高め
贅沢リオハ、久しぶり。何年か我が家のセラーで眠ってました。2013年。リオハといえばテンプラニーリョですが、テンプラ独特の情熱・暑苦しい・力強さのイヤな部分が全部なくなって、いいとこだけ残って、最初はブルゴーニュのピノっぽく、途中からボルドーぽい不思議。
とってもおいしいけど、買って以来二度と店頭で見ていない、きっと珍しいワイン、もう二度と飲むことはないかも・・と思うとまた美味しい
そんな浸れる夕方から夜でした。儚いのは良いってことなのかな。桜思い出しました。
ではでは